トムクルーズの超絶飛行機スタント!映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の見どころと撮影裏舞台

本作のサブタイトル”ローグネイション”とは「ならず者の悪党組織」の意味だ。
これは「シンジケート」と呼ばれる謎の多国籍スパイ組織を指している。今回もイーサン・ハント演じるトム・クルーズの規格外のアクションには度肝を抜かれた。この記事では『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(Mission: Impossible – Rogue Nation)の見どころから撮影の裏側まで余すところなくご紹介する。

あらすじ

「Impossible Mission Force」(通称IMF)のエージェントであるイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、正体不明の犯罪組織「シンジケート」の正体を探るため、IMFのロンドン支部に向かい指令を受けようとする。しかし「シンジケート」によって仕掛けられた罠にハメられ拷問を受ける。ところがシンジケートの構成員であるはずの謎の美女イルサ(レベッカ・ファーガソン)に助けられ、脱出に成功する。そんな最中、CIA長官アラン・ハンリーにより問題行動を起こすIMFは解体となり、イーサンは反逆者として国際手配されることに…
「シンジケート」の正体を暴かねばCIAに殺される。この絶体絶命の”不可能ミッション”をイーサンは乗り越えられるか──

ミッション:インポッシブルといえばやっぱりコレ!

「ミッション:インポッシブル」シリーズといえば外せないのはトム・クルーズ(イーサンハント役)の超絶危険なスタントアクション!
そして魅力的なスパイアイテムたち!

シリーズ全作品を通して必ず新しいスタントに挑戦したり、予想外のスパイ道具たちが登場するので、各作品で必ず違った魅力があるというのがミッション・インポッシブル最大の魅力だ。

トムクルーズ史上最も危険?迫力満点の飛行機スタント

本作最大の見どころは序盤で登場する飛行機の離陸シーンだ。時速400キロ以上のスピードで地上約1524mの高さを飛ぶ軍用飛行機(A400)の扉に張りつき侵入を試みる場面。助走を始めた軍用機に向かって機体へ飛び乗り、機体の扉にしがみついたまま離陸するというトム・クルーズ本人による超絶危険なスタントアクションだ

▼スタントシーンの撮影裏舞台

なんとトム・クルーズは撮影のために8回も飛んだそうだ。今回のスタントについては流石のトムクルーズ本人も「マジで怖かった」と語っている。

楽器のフルートがスナイパーライフルに?

「フルートガン」とでも呼ぶべきか、名称はさておき、本作で登場するスパイ道具の中でも一番魅力的だったのは楽器のフルートを模した組み立て式のスナイパーライフルではないだろうか。楽器としての美しさを兼ね備えながらも暗殺の道具として登場するこの小道具に、思わず興奮してしまった。欲しい!(使う場面は一生無いが)

撮影のために6分間も息を止めた水中スタント

モロッコの発電所の地下にある極秘施設の超難関セキュリティーを破るため、イーサン(トム・クルーズ)は水中で管理されてるデータを書き換えるため、3分間の潜水を要求される。
見ている方も思わず息を止めてしまうこのシーン、なんとトム・クルーズが撮影のために6分間も息を止めたそうだ

この男、ヤバすぎる…

入り組んだ市街地BMWで駆け抜けるカーアクション

毎作品激しいアクションが繰り広げられるカーチェイスシーン。
本作では階段を車で駆け下りたり狭い市街地をドリフトしながら走り回るシーンはやはりカッコイイ。

「ミッション:インポッシブル」ではシリーズを通してドイツの自動車会社『BMW』がタイアップしている。

近年のハリウッド大作では、巨額の撮影資金が必要になるため、ほとんどの作品でタイアップが行われている。
業界人にとってはもはや常識だが、こういった場合、主人公が乗り回すカッコいいシーンは全てタイアップの車で、悪役が乗る車や悪役によって破壊される車は別の会社の車であることが多い。ミッションインポッシブルでも悪役が逃走に使う車はメルセデスベンツだったりする(グリルはマークが見えないようにカバーされている)

余談だが、筆者が車オタクになったキッカケも『ミッションインポッシブル4-ゴーストプロトコル』に登場したBMWのコンセプトカーだったりする。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を鑑賞した人たちの評価

男性

これまでの「M:I」とは何かが違う。監督と脚本をオスカー受賞脚本家でもあるクリストファー・マッカリーが手がけたことで、ストーリーや世界観が観る者を圧倒する気迫を持っている。もちろん、舞台の一つモロッコのカサブランカであるのに併せ、名作映画『カサブランカ』のオマージュとして「イルサ」という名のヒロインを据えたことも格調高さを得た要因だろうか。
今回のローグネーションではスパイ組織そのものについての問いかけも提示し、50年以上続いてきたスパイシリーズを俯瞰し、新たに伝統をアップデートしようとするマッカリー監督の意図が伝わってくる。トムクルーズの恐れ知らずのスタント挑戦意欲も生唾ものだが、それ以上に映画界ではほとんど無名であるショーン・ハリスを敵組織の黒幕に据えたキャスティングには脱帽しかない。あの不気味な存在感と演技力には心底驚いた。

男性

女性

『ミッション・インポッシブル』シリーズ第5弾
スパイものはこうでなくっちゃ!という王道を往くストーリー
レベッカ・ファーガソンは素敵ですね~! オペラ劇場でのドレス姿、バイクチェイスの時のヘルメット越しのクールな眼!
離陸する飛行機にしがみつく53歳(当時)から始まる今作。
イーサン(トムクルーズ)を思うベンジー、ルーサー、ジェイミーたちおっさんたちが可愛すぎて萌え。続投してくれてるキャストの皆様の作品への愛を感じます。
ここにきてまさかのシリーズ最高傑作かな~。

女性

男性

久しぶりにスウェーデン出身の美人女優レベッカ・ファーガソンが登場!知的な雰囲気だが激しいアクションもこなし、視聴者をワクワクさせる良いキャラだった。
そして毎回危険なチャレンジで観客を楽しませようという、愛すべき映画バカトム・クルーズ。CGでごまかさないところがミッションインポッシブルは素晴らしい!

筆者のひとこと

スパイ映画といえば『007』(ダブルオーセブン)やボーンシリーズも外せないですが、筆者が一番好きなのはMIシリーズです。脚本は洗練されているし、良い意味で「芸術っぽい」つまらないシーンは一切なく、アクションはCGで誤魔化すことなく全てセット&スタント。>これぞまさに『ハリウッド映画』というような魅力があります。トムクルーズの体力の続く限りぜひ続編をやっていただきたいなー。