「人類の起源」を描く新SF金字塔!映画『プロメテウス』のあらすじ・評価・撮影セット

「グラディエーター」や「ブレードランナー」、「オデッセイ」(The martian)と言った数々の映画史に残る名作SF映画を生み出してきたリドリースコット監督が、2012年に新たなSF金字塔を打ち立てるべく”人類誕生の起源”を描く『プロメテウス』(Prometheus)に挑戦した。
ダーウィンの進化論を根底からひっくり返す設定は公開前から話題となり、公開後も作品の出来に関する賛否が多く語られている。

あらすじ

西暦2089年、考古学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)とチャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)は新たに古代遺跡を発見する。
その中に巨人が古代人に向けて示す星図の壁画を発見し、人類の起源を探るべく未知の惑星へ向かうプロメテウス計画に参加することとなる。
そして、宇宙船プロメテウスの乗組員一行は約2年かけて、ついにその惑星へと足を踏み入れた。そこで探索隊は人類そっくりの顔の形をしたものを発見したのだが・・・。

『エイリアン』(1979年)の前日談?

1979年に第一作が公開されたアメリカ映画『エイリアン』シリーズの起源に迫る物語となっている。
物語は人類の起源に関する話が主軸となっており、設定は「古代宇宙飛行士説」をベースに作られている。タイトルの「プロメテウス」はギリシア神話に登場する神の名前だ。
ちなみに、「古代宇宙飛行士説」とは、宇宙人が地球に飛来し、人間を作って文明を授けたという説である。

主人公エリザベス・ショウを演じたノオミ・ラパス

今作の主人公である考古学者エリザベス・ショウを演じたのは、2009年の映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』でヒロインのリスベット・サランデルを演じ世界的注目を浴びたノオミ・ラパス。彼女は1979年12月28日生まれのスウェーデン出身の女優だ。その他にも2011年の映画『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』にマダム・シム・ヘロン役で出演するなど、活躍を続けている女優だ。

アンドロイドのデヴィットがキーマン

今作のキーマンとなるのはアンドロイドのデヴィットだ。デヴィッドを演じたのは1977年4月2日ドイツ生まれの俳優マイケル・ファスペンダー。彼は2015年の映画『スティーブ・ジョブズ』でApple創業者の天才スティーブ・ジョブズを演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど注目されている俳優だ。

やっぱり怖い?グロい?リドリースコット監督こだわりのセット

「エイリアンシリーズ」が好きな方なら今作『プロメテウス』も楽しめること間違いなしだ。
やはりエイリアン(地球外生命体)の描き方には古き良きこだわりがあり、さすがはリドリースコット監督と言ったところだ。
リドリースコット監督は映画界屈指の映像派として知られ、美大を卒業後にBBCで働いた経験から映像製作全般に熟達しており、絵コンテの執筆や撮影などを監督自身でやってしまうということも多いのだ。
監督の絵コンテやイメージボードの画力があまりにハイレベルなため、一部ではコレクターズアイテムとなっているとか。

”人間の手”によって創り出される”エイリアンの世界”。

宇宙船プロメテウスの設計図。

2017年に続編映画『エイリアン・コヴェナント』が公開された

映画『エイリアン・コヴェナント』は本作「プロメテウス」の続編とされている。コヴェナントには、今作に登場したアンドロイドのデヴィッドが再登場する。そのストーリーは、宇宙船コヴェナントの乗組員たちが前人未到の惑星を発見するが、その惑星にいたのはプロメテウスの唯一の生存者デヴィットだけだったという話だ。続編ではマイケル・ファスベンダー(デヴィッド役)とノオミ・ラパス(エリザベス・ショウ役)に加え、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でヒロインを演じたキャサリン・ウォーターストンが出演するなど豪華なキャスト陣となっている。

『プロメテウス』を鑑賞した人たちの評価

男性

映画好きなら知っているだろうが、プロメテウスが「エイリアン」シリーズの前章だということはみなさんご存知だっただろうか。もし知らなかったら、映画中で突然とエイリアンに遭遇することになる。急にあんなものが飛び出してきたら、僕だったらその場で退場するかも知れない。「エイリアン」シリーズを食わず嫌いしていた人にも触れてもらう良い機会とも言えるだろうが、最初に見るエイリアンシリーズ作品としては正直満足のいくできではなかった。
毎度お約束のおバカキャラが余計なことをやらかして話が進む「初代エイリアン」的な手法は、プロメテウスでもきちんと踏襲しているので高評価です。しかしホラー作品としては初代エイリアンで感じたあの恐怖感はありません。
目くじら立てず、軽い気持ちで作品に突っ込みを入れつつ見ると楽しいかもしれません。笑

女性

女性

この作品賛否両論あるみたいですが、わたし個人的には結構面白かったですよ。
プロメテウスの公開前のプロモーションでは「人類創造の謎」みたいな形で大々的に宣伝してた記憶があります。ただ実際のストーリーは人類創造の本質を探るっていうより、「エイリアン」創成の物語と言った方が適切かも。ストーリー設定の整合性はかなり緻密に構築されています。
特撮映像は美しく、俳優の演技や細部まで考察されたガジェットの数々も素晴らしいです。しかし、異星の構造物の中でヘルメットをはずし、そのまま異星人の遺体を触るなど、秀逸な設定を無視してしまう科学考証の弱さには、緊張感が霧散してしまいまい少し残念です。

男性

筆者のひとこと

実のところ、幼少期に初めて「エイリアン」シリーズを見た時に若干のトラウマとなってしまい、食わず嫌いをしていた。映画好きとしてはこの作品も見てみなければ!という半ば強制的に見てみたのだが、リドリースコット監督の映像美への
こだわりが垣間見ることが出来たのは非常によかった。このレビュー記事をここまで読み進めたあなたはリドリースコット監督のファンか、もしくはぬちゃぬちゃとした触手フェチ?笑
(失言、失礼しました。)